COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

先日、アジア協会の評議員に入れていただき、会議に行ってまいりました。

アジア協会はクレコスが社会貢献活動の一環としてアジアに井戸を掘っていただいて

いるところです。

 

 

アジア協会の活動は、10、11月のカンボジア旅行記にも書かせていただいている

のでご存知だと思います。

20人ほどの理事さんや評議員さんがお集まりでしたが、皆さん大変熱心で積極的に

意見交換をされていました。

 

 

60~70代の方が多いとお見受けいたしましたが、皆さんエネルギッシュです。

それぞれが第一線での仕事をやり終え、まだまだエネルギーがあまっているので人の

お役に立ちたいとお考えになりボランティアをなさっている...といったところでしょうか。

 

 

議題は『若い会員をどのようにして増やしていくか』と言うテーマです。

若い人たちはお金は無いし興味のあることや情報が多すぎて、ボランティアに対して

の意識は低いようです。

私も自社に置き換えて、若いご愛用者も増えてほしいなぁと思っておりますし、所属

しております商業界や、中小企業同友会などでも若い会員を増やすことが大きな課題

になっています。

 

 

その日は様々な意見が出ましたが、やはりホームページの充実と言うことが大きな話

題になりました。

今どき辞書は要らないネットがあれば...と言う感じで、私のような年齢でも何か分か

らないことや調べたい事があれば、まずパソコンの前に座ります。

ましてや若い人たちを仲間に入れようとすればまず見やすく、楽しく入りやすいペー

ジ作りは大変重要な課題になります。

 

 

2時間ほどの会議でしたが、終了間際にある方から、「何でそんなに若い会員を増や

そうと思うのか」と言う意見が出ました。

若い人たちはだんだん少なくなってきている、反対に60才以上の人はどんどん増え

ている。団塊の世代が退職し時間が余っている人たちが沢山いる...そんな人たちに会

員になってもらう方が簡単ではないか...と言う意見でした。

 

 

なるほど!こういう発想もあるのかと感心しました。60~70代が多くいらっしゃ

る会であればお仲間を増やすのに、友達に呼びかければいいのですから一番やりやす

い方法ですね。年齢的に価値観の違う人たちに対して様々なことを説明するのは大変

ですが、時代を共有した人達だと話も早いし理解も得られやすいです。

 

 

ただ、クレコスに於きましてもお使いいただいている方が60歳前後が多く、社員も

60代では20年後30年後に会社は存続しません。

企業は30年が寿命と言う説もありますがそれでは困るわけで、今30代の社員に頑

張ってもらって50年、100年納税をし続ける会社にすることが何よりの社会貢献

だと思います。

 

クレコスの母から娘へと言うコンセプトはそういう意味もあるのです。

いのちは脈々と続きます。さまざまなボランティアをする会社であるという企業風土

も次世代へつなげて行きたいことの一つです。