COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

『日本で一番大切にしたい会社』という本を4冊、その他『小っちゃいけど、世界一誇りにしたい会社』等、企業紹介のベストセラーを書いていらっしゃる、法政大学教授の坂本光司先生が、クレコスへお越しくださいました。

先生は今まで7000社以上の会社訪問をされ、様々な会社の紹介をされ、ご講演も日本全国でされてらっしゃいます。私も4回ほど聞かせていただきました。

 

とても気さくな先生で社員と一緒にお昼のお弁当をいただきながら、皆で楽しい時間をすごさせていただきました。先生の企業経営の定義とは、会社に関わる全ての人々を幸せにすること。企業にとって重要な5人とは

  • 1:社員とその家族
  • 2:関連会社とその家族
  • 3:現在顧客と未来顧客
  • 4:地域住民とりわけ障がい者や高齢者など社会的弱者
  • 5:株主、出資者 
  • であるとおっしゃっています。

 

 

そのこともあり、先日先生にお目にかかった際に、クレコスのQUONプロジェクトの取り組みをお話ししまし所

興味を持っていただき、今回わざわざお訪ねくださいました。​

特に、新潟のあおぞらポコレーションさんをはじめとする、障がい者施設とのかかわりは、身内に障がい者がおられる方などの場合が多いのに、そういう事でなく様々な事業を立ち上げているのは、会社として素晴らしい取り組みですね、とお褒めくださいました。​

 最近、様々な経営に関するお話を聞くにつけ、皆さんがおっしゃることは

『物を売るのではない、「事」を売る、あるいはその物の背景にどんな「物語」があるかを語るのです。』

です。例えば今世の中に様々なものがあふれかえるほどあります。ただその中でどれを選ぶかの基準が変わってきたのです。

特に東北の震災以降人々の価値観が大きく変わり、品物は世の中にあふれていて物が欲しいのではなく、その品物を買う事でどんないい事があり、どんな幸せな気分になり、世の中のためになるか、という基準でものを選び始めているのです。

先日社員のエクスペリエンスマーケティングの勉強会で次のような仮説を立てました。

『お客様はクレコスを欲しいと思っていらっしゃるのではない。女性として身も心も美しく豊かになりたいのです。それによって人にも自然にも社会にも優しいときを過ごし魅力的なライフスタイルを手に入れていきたいのです。』というものです。

そのためにクレコスは、想いをこめた商品と素敵な物語を提供し続けてまいります。