COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2011年11月8日 9時16分

先日島根県の石見銀山へ行ってきました。

6月の『のほほん』でご紹介した、【群言堂】へぜひ一度行きたいと思っていたから

です。【群言堂】とは、一言で言えばアパレルメーカーですが、石見銀山に根を下ろ

し地方発のこだわりを貫き通しておられる商品づくりがすばらしいお店と言えるでし

ょうか。

 

群言堂本店.jpg 「群言堂」本店

 

東京、大阪のデパートにもこだわりのお洋服や生活用品を販売するお店を出店されて

います。そして別の事業としてご夫婦で、石見銀山の古い民家を活かして次々と立て

直されています。

放っておけば壊されて消えてしまう古家を生まれ変わらせ遺して後世に伝えることを

使命として再建していらっしゃいます。

 

群言堂クリスマス.JPG

お店に入ってすぐのところに

クリスマスのディスプレイがされていました。

 

その一つの宿泊施設である【他郷阿倍家】へ泊まってきました。

とにかくそのこだわりたるや、すごいとしか言いようがなく圧倒されてきました。

言葉で言い表せない、ずしんとくる凄さです。

 

私はあまり骨董品は好きではないのですが、百数十年まえの家に泊まり、心地いい感

じに包まれました。

夜中にお手洗いに行くのがちょっと怖いかも...と思ったのですが、全然怖さはなく、

逆にしばらく庭のたたずまいに見とれてしまうほど家が喜んでいると感じるのです。

あちこちの雑誌に掲載されていますので、見られた方もいらっしゃると思います。

 

 

雑誌といえば、最近クレコスと農商工連携で一緒に仕事をさせていただいている、伊

川健一さんもあちこちの新聞、雑誌に載っています。

一番最近では、『セラピスト』とか『ソトコト』とか。

今奈良県で一番有名な青年かもしれません。

 

 

彼の家も古い民家を借りています。こちらは古いまま住んでいますが、共通点は、か

まどでご飯を炊くこと。

手作りのお野菜で料理をすること。ほんとうにホッとするやさしさが同じです。

私の憧れの生活がそこにあります。

 

 

今年は日本中が大きく揺れ、ものやお金の価値観も世界中で揺らいできた年だったと

思います。

その中でとわに変わらないものは何なのか、しっかり見つめていく年に来年はしたい

と思います。

来る年は必ずよくなると信じて!!どうぞよいお年をお迎えくださいませ。